任意売却 競売を取り下げる価格とは?
住宅ローンの返済が滞り、自宅が競売に掛けられる事になった。
この場合、大人しく競売にかけられるのを
待っているしかないのでしょうか?
例えば、銀行で住宅ローンを組んでいる場合、
銀行は競売を嫌う傾向にあります。
競売にかけられるような物件の持ち主は、
銀行以外にも借り入れをしているケースが多く、
様々なローン会社の担保となっている事があります。
その担保を外していく手間を考えると、
一般のひとは入札しにくい状況です。
そうなると、価格は下がって行きます。
また、時にはやくざのようなものが絡んでいる借金もあったりするので、
一般人は近づかないレベルのものまであります。
銀行としては、競売にかかっても高値で売られ、
手元に返済される金額が高いに越した事はありません。
ですからこれらのような事態を嫌います。
したがって、もし競売開始決定がなされたとしても、
開札の直前までは、任意売却にも応じる銀行が存在します。
しかし、全てが全てそういうわけではなく、3つの傾向に別れます。
1:「これぐらいの(具体的な)金額で任意売却ができるのであれば、
競売決定の抹消に応じてあげますよ」
住宅金融支援機構はこのタイプです。とても高待遇ですよね。
一括で返済できずとも、少しずつでも返してもらえるなら、という考え方です。
2:「とりあえず購入希望者が出てきたら話し合いましょう」
この場合も、競売は避けたい、
少しずつでも返済してくれるならそれでいい、という考えです。
返済計画の相談にも応じてもらえるでしょう。
そのためには早急に、買主を探す必要があります。
3:「全額を返済できる額で売却できないのなら話になりません」
このタイプは難しいですね。
全額が返済できるぐらいの高値で買ってくれる買主を探す必要があります。
任意売却を専門に扱う会社では、このケースの取り扱いを嫌う場合もあります。
しかし、競売の決定通知が送られてきたからと言って、
必ず競売になるとは限らないという事です。
専門家に相談をし、
任意売却によって債務者に確実に返済できる方法が見つかれば、
債務者は競売決定を取り下げてくれる場合があるという事を
頭に入れておきましょう。
まずは、任意売却を得意とする専門家探しから、スタートです。
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