住宅ローン破綻した後に任意売却を行うこと
現在住宅ローンを支払っているご家庭は数多くいると思います。
しかし、不安定なこのご時世、何があるかわかりませんよね。
家を購入した当初は、ずっと住宅ローンを支払っていくつもり
だったとしても、失業や再就職なども充分にあり得ることです。
そうなると、当然住宅ローンを組んだときのような収入は望めず、
そのままの設定の住宅ローンは支払えないということになります。
もしも、住宅ローンの設定を変更することで
解決できるのならばそうしましょう。
例えば、月々の返済を減らしてボーナス払いにするとか、
ボーナス払いをやめて、月々の返済を上乗せするとか、
もっと長期に支払いを続ける事にして、
現在の支払い額を減らしていくとか。
ただ現実には、そういったことではもう
済まされない事態になっていることが多いようです…。
収入が減ったあげくに、家族の医療費や子供の教育費などがかさんで、
毎月赤字続きで、完全に住宅ローン破綻寸前という状態です。
そうなると、もうこれは任意売却を行った方がいいでしょうね。
任意売却を行うと、持ち家は無くなりますが、
公営の安く住める住宅を探して賃貸で住めばいいことです。
また、任意売却後に残ってしまった債務があるとしても、
債権者との話し合いで無理のない範囲の支払いが可能です。
今まで住宅ローンに10万円ぐらいは払っていた人でも、
月々1万円ほどの支払いで済むこともあります。
ただ、債権者である金融機関は、
家計が破綻状態にならないと任意売却には応じません。
よって、現在破綻寸前だけど、一応住宅ローンが支払えている
状態の時に任意売却したいと思っても無理なのです。
なぜなら、任意売却をして住宅を売ったとしても結局はその売れた分の
お金で残りの住宅ローンが支払える可能性が低いからです。
そうなると、金融機関としては売却損となります。
よって、住宅ローンを延滞しても、6ヶ月ぐらいは様子を見て、
事故情報として扱われるようになってからはじめて
金融機関は任意売却を認めることになるでしょう。
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