おまとめローンは本当に得をするの？
おまとめローンをすると、毎月の返済額が減って
あたかも得をするように思われます。
しかし、本当にそうなのでしょうか？
実は、おまとめローンをしたからといって、
必ずしも得をするとは限りません。
逆に、損をする場合だってあります。
それは、おまとめローンにすることで
返済額の総額が増えてしまうことがよくあるからです。
いくつもの金融業者から借りていた借金が１つにまとまると、
それだけそのおまとめローンにした金融業者の金利は低くなるかもしれません。
借金の金利は借入額が少ないほど高く設定されますから、
借入額がより多くなると、金利は低くなる可能性が高いです。
ただ、金利が多少低くなったとしても、
今までよりもずっと長期間にわたって借金の返済を
しなければならなくなったとしたらどうでしょう。
返済期間が延びるということは、返済額の総額が増えることに
つながりますから、結局は損をすることになるのです。
そうなると、現在よりも相当金利が低くなるとか、
返済期間がそれほど長くないといった場合は
おまとめローンにしても得をするでしょうが、
そんなにも金利が低くない場合や、
返済期間が長期にわたってしまう場合は
かえって損をするはめになるということですね。
それでも、現在の毎月の支払いが厳しいという場合は、
たとえ返済期間が長くなって返済総額が増えても、
月々の支払い額が少なくなる方が良いという方もいるでしょう。
そういった場合は、おまとめローンを迷わず選んでよいと思います。
「返済総額が増えるのは困る！それでは意味がないじゃないか！」
と思われる方はおまとめローンをした場合の
シミュレーションをしっかりと行う必要があります。
おまとめローンをした際に考えられる借入額と金利を調べ、
毎月の返済額と返済期間、そして返済総額を算出します。
そして、おまとめローンをしても損をしないで、
毎月の返済額も無理なく支払っていけると確認した時点で、
そのおまとめローンの申し込みを行うようにしましょう。