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自己破産 相談

自己破産した親は子の奨学金の保証人になれるのか?

 

「自己破産すると保証人にはなれない」
こんな噂話を耳にします。
これは本当なのでしょうか?
ここでは奨学金の保証人について考えていきたいと思います。

 

●自己破産者である親は保証人となれるのか?

 

Aさんは5年ほど前に自己破産しましたが、現在は正社員と
して働き安定した収入もあります。
免責から7年経っていないということで当然どこからの
借り入れもありません。
Aさんは息子である高校3年生のB君が大学進学を希望して
いるということで進学資金について頭を悩ませています。
自己破産して5年で、貯金もそれほどありません。
大学というと4年間で500万円近くはかかる計算です。
そんなまとまったお金は自力で用意できませんが、進学を
希望する息子を何としても進学させたいと思い、奨学金を
申し込むことにしました。
奨学金の申し込みには保証人が必要であり、もしB君が
奨学金の返済をできなくなった場合には保証人に督促がいく
ことになります。
親であるAさんは保証人に自分の名前を書き、申し込み
しましたが、残念なことに審査に通りませんでした。

奨学金の保証人は自己破産者でもなれるという説明があった
のでAさんは驚いてしまいました。
これは一体なぜなのでしょうか?

 

●お金を貸す側は信用情報を頼りにしている

 

奨学金を貸す側の建前としては「自己破産者でも保証人OK」
です。
しかし、実際はAさんのようにはじかれてしまうケースも
あります。
それはAさんが自己破産したという情報が信用情報機関に
存在していて、保証人としての条件を満たしていないと
判断されてしまったからです。
特にAさんに関しては免責から5年ということで、所謂
金融機関のブラックリストにまだ載っている時期なので
保証人としては認められなかったのでしょう。
仮にブラックリストから消えると言われている7年を
過ぎても審査に通らない可能性もあります。
それは、官報の情報をデータベース化したものが出回って
しまっているためです。
一度情報が流れれば、いつまででもそれは残るのです。
永遠に保証人になれない、という人もいるということです。

 

●保証人になれなくても諦めないで

 

奨学金を借りるのが日本学生支援機構のような行政法人で
あったとしても、自己破産者が保証人になるのは難しい
かもしれません。
しかし仮に断られた場合でも、そこで諦める必要はあり
ません。
通常の保証人と違って別途料金はかかってしまいますが、
保証機関に連帯保証してもらう制度があります。
もし本人の返済が滞れば、保証機関が代わりに支払い、
後から保証機関が本人に請求するというしくみのようです。

 

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