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多重債務 相談

債務整理は、自分に合った方法を探そう!

 

自己破産をすると、生活が楽になる。そんな事を考えていたら大間違いです。
確かに借金はチャラになるし、取り立てもない、手放さなければ行けない
不動産などがなければ、手続きさえ踏めば簡単じゃないか。でもそんな事で
あれば、日本全国で自己破産者が相次ぐとは思いませんか?一生懸命働いて
借金やローンを返している人が沢山いるのは、なぜでしょう?
簡単に「自己破産しよう」と思うのは、ちょっと待って下さい。まだまだ
できる事はあります。

 

まず、任意整理という方法があります。この手続きは国が関与しませんので、
国の官報に残るなどのデメリットがありません。実際の手続きとしては、借金
の元本だけを3年程度で返済して行くと言う手続きを、司法書士さんや弁護士
さんと通じておこなっていく方法です。また、消費者金融のように、利息が
高い場合は、計算をし直して過払い分は元本返済に回す事ができます。
メリットとしては、住宅ローンが残っていたり、車のローンが残っていたりと、
手放したくないもののローンはそのままにしておいて、その他の返済を軽く
したい時に役に立ちます。しかし、手元のローンはそのままですし、消費者
金融から借りた元本自体は返済して行くことになりますので、住宅や車の
ローン以外に借りているお金が莫大な場合は、この方法は現実的ではない
でしょう。
次に、特定調停というものがあります。これは、任意整理に裁判所が介入
している、と考えれば分かりやすいかと思います。司法書士さんや弁護士さん
をたてずに自分で裁判所に出向く事になりますので、費用は安く済みますが
、手間はかかります。プロが介入しない裁判となるので、もしローン会社との
和解が成立しなかったら、元のまま、利息をつけた状態で借金を払って行く

事になりますし、任意整理と比べると払って行かなければならない借金は多く
なる傾向にあります。
借金が減りにくいのが特定調停、弁護士費用などがかかってくるのが任意
整理、と言う事ですね。
そして、民事再生というものがあります。自己破産では「免責不許可事由」と
いうものがあるのですが、民事再生ではこれがないので、一定の職業について
いて自己破産ができない人でも民事再生は可能ですし、自己破産では免責
不許可となっているギャンブルによる借金も、民事再生ではチャラにできます。
ただし、デメリットは手続きが複雑な事と、期間がかかる事。どうしても購入
した家を守りたい、という場合などを除いては、上記の方法で債務を整理して
いく事をお勧めします。

 

以上、自己破産の前にできそうな債務整理をまとめました。自分でまいた
種ですから、どこかに妥協点を見いだして、自分に最適な債務整理方法を
探して行きましょう。

 

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