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多重債務 相談

債務整理の4つの方法と、それぞれの特色は?使い分けは?

 

自己破産とは、自分が持っている財産(生活に必要な物は除いて)を手放す
代わりに、借金をゼロにするという方法の事を言います。これは、裁判所が
決定し、自己破産が決まった後には借金のない、ごく普通の生活を取り戻す事
ができますが、デメリットもあります。例えば、誰かが保証になっていた借金
に関しては、保証人の方に債務が移行してしまい、迷惑をかける事になります。
また、債務整理をした事になり、ブラックリストへ登録されます。ですので、
破産から10年程度は、大きな借金(例えば住宅ローンなど)ができなくなり
ますし、クレジットカードやキャッシングカードも作りにくくなります
では、これらのデメリットを避けて、借金苦から逃れる方法としては、
どんなものがあるでしょうか?

 

1:任意整理
例えば住宅ローンやカーローンが残っていて、手放したくないので返済は
続けたい、ですとか、連帯保証人となっている方に迷惑を掛けたくない、と
言った場合に、特定の借り入れを除いた分だけを整理します。残った借入金に
ついては、弁護士や司法書士が介入して、引き直し計算や利息の再計算をし、
法定利息に基づいて返済をするべき金額を、3年間かかって支払うように返済
計画を立てます。逆に言うと、3年間払い続けても返済できないぐらい多額の
借金だと、この方法は使えません。

 

2:特定調停
任意整理は弁護士や司法書士が介入して行う方法ですが、特定調停は裁判所
が介入して行う方法です。ですから、弁護士費用などを節約できます。また、
任意整理と同様に、住宅ローンなどが残っている場合、特定の借り入れは自己
返済としたい場合に有効です。ただし、専門家が介入しないので、手続き
全てを自分で行う事になります。そして、借り入れ業者との和解交渉も自身で
行うことになりますので、和解が成立しない場合はこれまで通りの返済と
なってしまう場合も考えられます。

 

3:民事再生
住宅ローンは残したい、しかし他の借金をもっと楽に返したい、ギャンブル
などに使ってしまった借金も軽くしたい、そんな場合は民事再生がとられます。
借金の五分の一もしくは100万円のうちの、額が大きい方を、5年かかって
返済する事になります。しかし、全ての借金が対象となるために、保証人を
つけている借金に関しても同じ措置がとられ、迷惑がかかりますし、大幅に
減額された返済にたいして、最後まできちんと返済できる安定収入がなければ、
民事再生は認められません。

 

住宅ローンの有無、連帯保証人の有無などで、上記から自分に合った
債務整理の方法を選択しましょう。ブラックリストに掲載される事はいずれの
方法でも避けられません。再び借金ができないと言う事は自分にとってプラス
であると考えて、前向きに検討しましょう。

 

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