ブラックリストＶＳ多重債務。本当に怖いのはどっち？
多重債務になっているからといってブラックリストに
載っているわけではありません。
逆に、ブラックリストに載りたくないから
多重債務になってしまうという方が多いかも知れません。
借金をしていても、きちんと返済が行われているなら
ブラックリストには載らないからです。
つまり、返済出来なかった分の借金は、別の新たな借金で
返済を行う…ということを繰り返せば、
表面上はちゃんと滞りなく返済出来ているように見えます。
よって、ブラックリストに載ることはまだありません。
ブラックリストに載るのは何かしらの金融事故があった場合です。
例を挙げると…
「自己破産」「個人再生」「特定調停」「任意整理」「過払い金請求」
そして、「支払いが３ヶ月間滞納した場合」です。
そのような事故情報は、ブラックリストに載ります。
ブラックリストに載ると言っても実際にはそのような
黒いリストがあるわけではなく、個人信用情報が掲載されている
信用情報登録機関に記載されるということです。
そして、そこにそのような事故情報が記載されると、
新たに他の金融機関からローンを組んだりクレジットカードを
作ったりするのが５年から１０年間は難しくなります。
なぜなら、その信用情報登録機関は様々な金融業者が
登録していて、その情報を共有しているからです。
「借金をして踏み倒すような過去がある人にはお金は貸しません。」
というシステムができているのです。
ただし、５年〜１０年間経つと、その事故情報は
抹消されてしまいますから、その時には新たにローンを組んだり
クレジットカードを作ったりすることも可能です。
この５年〜１０年間、新たにお金を借りることができないのが
どうしても嫌だと思う人、もしくはブラックリストに載るというのが
どんなことかよく分かっていなくて、名前からしてとても怖いことだと
思っている人が、それを避けようと多重債務に陥るのかもしれませんね。
ブラックリストといっても、単に事故情報が載るだけです。
それよりも多重債務に陥ってしまう方がよほど怖いことなのです…。
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