税金滞納分からは自己破産しても逃げられない！
消費者金融などから借金し、その返済に追われる日々を
送っていると、車の税金や住民税、保険料などを支払う
余裕がなくなってくると思います。
会社員の方だと、給料から自動的に引かれるので、嫌でも
支払わなければいけませんが、そうでない例えば派遣などで
生計をたてている方だと、送られてくる税金の振込用紙の
束が家に放置されている・・・というのもよくある話だと
思います。
しかし、いくら支払わなくても消費者金融のようにしつこく
電話をかけてきたり、家に訪問してきたりなんてことは
ないので、ついつい後回しにしてしまうものです。
気付けば数年分の振込用紙がたまっている・・・なんて
人もいるかもしれません。
国の税金に関しても、消費者金融などのように支払いが
遅れれば遅延金が発生するものもあります。
しっかりとそれが乗っかった振込用紙が送られてくるの
ですが、消費者金融の高い利息に慣れている人にとっては
それほど大した金額ではないように錯覚してしまうでしょう。
慣れ、というのは怖いものです。
しかし、注意しなければいけないのは取り立ては厳しくない
ものの、着実に、静かに、税金と遅延金はたまっていると
いうことです。
あくまで支払いが遅れた税金は借金のようなものだという事を
忘れてはいけないのです。
しかし、借金と税金には大きな違いがあります。
それは借金は免責されるが、税金は例え自己破産したとしても
残る、ということです。
自己破産を申し立て、免責が許可されれば、どれだけ
借金を抱えていようと返済を免除されます。
滞納している税金も一気にチャラ！と考える人も多いの
ですが、税金は自己破産で免責されるものには含まれて
いません。
ですから、例え他の借金が無くなったとしても滞納していた
税金だけはしっかり遅延分も含めて支払わなければいけないの
です。
そう考えると、督促が厳しいからと言って消費者金融への
返済を優先するよりも、税金をしっかりと支払っていた
方が得ですよね。
まあ、一番は自己破産せず自力でどちらも返済するのが
ベストなのですが、「これはもしかしたら、自己破産
になるかも」という危険性が出てきたら、税金の支払いを
優先した方が良いでしょう。
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