自己破産情報は登録される！（官報・ブラックリスト）

「もし自分の自己破産情報が外部に漏れたらどうしよう」
そう考える方は多いと思います。
自己破産は債務を免除してもらって、新しい一歩を歩む
ための再生手続きではありますが、一般の人の目はどうし
ても自己破産というとマイナスなイメージがまだまだ根強い
です。
そのため、自分自身が自己破産してしまった自己嫌悪より
周囲の人へ知られないかの不安の方が大きい場合もある
かもしれませんね。
そういう方には是非自己破産情報がどこに載るのかを知って
頂きたいです。
そうすればきっと、周囲の目が怖くて仕方ない・・・なんて
状況からは抜け出せるはずです。

●2つの情報源

自己破産に関する個人情報は破産者名簿と官報に記載され
ます。
この2つは記載される時期や公開範囲が異なります。
しかし、どちらも即周囲の人へ知られる危険性というのは
低いと考えられます。
一体なぜそんな事が言えるのでしょうか？
破産者名簿、官報それぞれについて説明していきます。

●限られた人が限られた期間みる事ができる破産者名簿

自己破産手続が開始されると、破産者の本籍地の市町村役場
にある破産者名簿に氏名が掲載されます。
これは公的な身分証明書などを発行する際に、破産者でないか
をチェックするために使われるものです。
そのため、役場に関係ない第三者が勝手に見たりできない
ようになっています。
そして、この名簿に名前が掲載される期間は、手続き開始
から免責決定までとなっているため、自己破産が確定すれば
当然この名簿から名前は消えます。
見れる人も見れる期間も限定的な名簿ですから、ここから
あなたの自己破産情報がもれるという事は非常に考えにくい
と思います。
公務員には守秘義務がありますし、リスクをおかしてまで
あなたの秘密をばらそうとする人はいないでしょう。

●誰でも見れるが、なかなか一般人は見ない官報

もう一つの官報に関しては、破産者名簿と違い、誰でも
みる事ができます。
官報とは国の広報誌であり、あなた以外の他の自己破産者も
ずらーっと掲載されます。
誰もが見れるといっても、官報を読む一般人はあまりいない
かもしれません。
ですから、官報に載ることもそれほど危険性が高いという
事はないでしょう。
しかし、破産者名簿と違って、掲載されている情報をたま
たま見つけた人が、他の人に話したとしても罪に問われる
事はないため、もし万が一運悪く知り合いの一人があなたの
自己破産情報を見つけてしまえば、噂は広がってしまう
可能性大です。
まあ、これは非常に最悪なパターンの話ですが、自己破産
する以上、もしかしたら誰かに知られる可能性はあるかも
しれない、という覚悟は必要かと思います。

しかし、その可能性というのは、それほど高くないという
事は分かっていただけだかと思います。

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