前向き思考な自己破産のススメ
「自己破産」と聞くと、借金が帳消しになるのと引き換えに
自分のものが全てもっていかれる!と思っていらっしゃる方
も少なくないと思います。
裁判所の人間が家の中に上がりこんで来て、あっという間に
家の物を持って行ってしまう・・・
というような事は絶対にありえませんからご安心下さい。
しかし、換価できる財産があると判断された場合は没収されて
しまうものもあります。
その場合でも、自己破産を申し立ててからステップを踏んで
それが決定されるので、自己破産を申し立ててすぐ何もかも
失うというようなことはありません。
●自己破産=ホームレスor車中生活なのか
自己破産すると、住んでいる家からも即刻退去しなければ
いけないんじゃないか?という不安があるかもしれません。
しかしどのような場合でも「即刻」という事はありません。
例えば、住んでいる家が賃貸で家自体が自分の財産でない
場合は自己破産したとしても今まで通り住み続ける事が
できます。
もし家賃を滞納していて、滞納分が自己破産した債務なのだと
したら住み続ける事ができない場合もあります。
家主さんが黙っていないでしょう。
持家に住んでいる場合は、即刻ではありませんが出て行かな
ければいけない日が来ます。
任意売却や競売に出して、その分で債権者に分配が行われる
からです。
しかし、これは自己破産を申し立ててすぐ行われるわけでは
ありませんから、「今日中に出て行って下さい!」なんて
血も涙もない話にはならないのです。
次に住む家を探す猶予くらいは与えられます。
いきなりホームレスか、はたまた車中生活か?!と恐れて
いらっしゃる方も、少しは安心できたでしょうか。
●一文無しで身ぐるみ剥がされるのか
借金が帳消しになるのはいいが、自分の持ち物が全部没収
されたら生きていけない!
そんな風に自己破産後の自分の生活を心配する方もいるかも
しれませんが、生きていけない状態になることはないです。
現金だって99万円以下なら持てますし、預貯金も20万円
以下であれば取り上げられません。
必要最低限の生活ができる程度の財産ならば残しておくことが
可能なのです。
例えば90万円あれば家族4人いたとしても2,3カ月は生きて
いけると思います。
家具家電も必要不可欠なものは残しておくことが可能なので
贅沢はできないにしても、人として普通に生活していくことは
できます。
自己破産は借金を踏み倒した人という烙印を押されることでは
ありません。
これまでの借金を免除し、新しい一歩を踏み出してくださいね、
という制度なのです。
そのために、最低限の生活は送れるよう色々と配慮があるのだと
思います。
自己破産に対する誤解を捨てることでどうか新しい道を切り
開いて下さい。
債務整理の強み専門家別ランキング
費用がなくても大丈夫! 自己破産は専門家に依頼しよう
自己破産をやろうとする方の中には、過払い金訴訟を経験された方もおられると思います。過払いにおいては分断等複雑なケースを除き、自力で訴訟した方が手間暇はかかれど費用面では圧倒的にお得ですよね。自己破産においても同様、費用を考えて自力でやってみようとする方も おられますが、ほとんどの方は弁護士・司法書士...
破産法改正で何が変わったの?
破産法はは何と大正11年に制定され昭和27年に免責制度が導入されて以来一度も改正されていない。しかし昨今の破産件数の急増(平成7年の約4万3千件→平成15年の約24万2千件)により、平成17年に改正された。では何が改正されたのか、主な改正内容を5つに絞ってみる。(1)免責から免責までの期間の短縮一度...
借金で破産か自殺かと思い詰めた男が妻へと宛てた手紙
下記の手紙は個人再生で人生をもう一度立ち直らせた人が奥様へ宛てたものです。今、このご家族はまた一緒に暮らせるようになりました。諦めてはいけないのです。「拝啓お元気ですか。一時は随分とご迷惑をかけました事、お詫びいたします。破産か自殺かと思い詰めた一連の出来事ですが、結局は個人再生という方法で決着がつ...
自殺を考える程真面目なあなたにこそ自己破産してほしい
真面目な人ほど、自己破産を躊躇ってしまうかもしれません。借金を返せない自分、そして借金を帳消しにして貰おうと考えている自分が嫌で思い悩むんです。「なぜ、こうなっちゃたんだろう。ちゃんと返すはずだったのに。自己破産なんかしたら、ダメ人間の烙印を押されるようなものだ。」自己破産を申し立てることは、自分の...
借金苦からの夜逃げは一時避難に過ぎないことをどうかお忘れなく
テレビドラマなどで、家族と喧嘩した時、弱い側が別の部屋に逃げ込んで鍵をかけしばらく出てこないシーンを目にすることがある。これは一時的に居場所を変え、相手の脅威から逃れると同時に自身の頭を冷やすための方法だ。ただしずっとそこにいても喧嘩は終わらず、問題は複雑化するばかりか、時間とともに自分の立場がどん...