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「債務不存在」と「債務整理」と「和解」

「債務不存在」と「債務整理」と「和解」

 

過払い金請求をする前に、まずは基本的な知識を持つことが必要です。

 

過払い請求とは何でしょう?
単に法定金利を超えた金利で借りていたお金に対して、
支払いすぎた分を返還してもらう、という意味だけではありません。

 

そこには、
「残債がなく、これまで払った金額を引き直し計算した場合に過払いが
ある場合に、過払い分と法定利息の5%を上乗せして請求する。」
または、
「まだ残債があり、これまで払った金額引き直し計算した場合に算出される
過払い金額で残債が相殺され、さらに払いすぎたお金がある場合に、
5%の利息を上乗せして請求する。」
という意味合いが含まれています。

 

ですから、まだ残債があり引き直し計算した結果…
過払い金額を差し引いてもまだ残債が残る場合は、
残念ながら過払い金請求という形にはなりません!

 

ただし、残債から過払い分を差し引いてもらい、
残ったお金を一括で払えば、「債務不存在」という形にはなります。

 

もしも、過払い金請求をしたいが現在も支払中だという場合には、
まずは引き直し計算をして、過払い分がいくらあるのか算出しましょう。
そして残債から差し引いて、残った金額が一括で返済できそうなら、
先に返済してしまいましょう。

 

それから金融業者に連絡をし、
「払い過ぎている金額が○○円あるので相殺してください」
とお願いすれば良いのです。
返済を後回しにしてしまうと「債務整理」という形になってしまいます!
つまり、ブラックリストに載ってしまうというわけです。

 

金融会社側は少しでも「払い過ぎた金額」を少なくしたいわけですから、
金額の5割から7割を提示して和解に持ち込もうとしてくる場合があります。
しかし払わなくても良いものを払っていたわけですから、そんな提示を
のむ必要はありません。満額で対応してもらえないようだったら、
訴訟に持ち込む旨を伝えると、大抵の場合大人しくなるようです。

 

過払い金請求は、自分に最低限の知識がなければ、
自分一人で戦う事は難しいです。
過払い請求に精通している弁護士事務所などのホームページには
色々な知識が詰め込まれています。
それを勉強して、金融会社に妥協案を出されても首を縦に振らないようにしましょう。

 

そしてどうしても自分1人で戦う自信が無いときには、思いきって
弁護士などの専門家に依頼するのも賢い方法だと思いますよ。

 

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