過払い金を回収するまでの流れ
みなさんは「過払い金」という言葉を聞いたことがありますか?
大不況と言われる時代ですから、消費者金融などを利用して
お金を借りている方も少なくないのではないでしょうか。
そういう所から借りたお金を返すとき、
実は本来必要な金額より多く支払っていることがあるんです。
それを「過払い」といって、過払い金は
手続きをすることによって返還してもらうことができます。
ここでは簡単に返還までの流れについてご説明します。
1.金融業者に開示請求をする
過払い金の発生する可能性のある業者に
取引履歴の開示請求を行います。
このとき手紙やFAXなどの文書で行うことをおすすめします。
業者によっては個人の請求を聞き入れないところもありますので、
自分でも取引の明細を用意しておくと良いでしょう。
2.引き直し計算をする
利息制限法では金利の上限が15〜20%に制定されています。
この利息制限法を元に、開示された取引内容を計算しなおしてください。
引き直し計算という聞きなれない言葉を耳にすると、思わず拒絶反応が
起きてしまいそうですが、最近ではインターネットで検索すると簡単に
引き直し計算をしてくれるサイトが見つかるので、すぐに諦めないで
まずは自力で頑張ってみてください。
3.過払い金支払い請求書を送付
過払い金が発生していたら、金融業者宛に
過払い金支払い請求書を送付してください。
ただ、請求書を送るだけですんなりと
返還してもらえるわけではありません。
特に個人からの請求の場合、応じてもらえないことも多いので、
若干の減額を提示して和解するか、
それでもだめなら訴訟を起こすことになります。
4.過払い金返還請求訴訟提起
ここまで来ると、個人の力ではなかなか限界が来てしまいます。
もちろん、少し勉強すれば自力で行うことも可能ですが、
難しいようでしたら専門家に相談すると良いでしょう。
しかし、弁護士を雇うとなると別途金額が発生してしまいますので、
できれば1.〜3.で和解することをおすすめします。
以上の流れを踏むことで、過払い金を回収することが可能です。
払いすぎたお金はきちんと手続きを踏んで、
きっちり返してもらいましょう。
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